【News】協働の推進:GRIとEFRAGのパートナーシップ進展
以下の内容はIDCJによる仮訳(部分訳)ですので、原文及び全文は、下部の各GRIサイトURLよりご確認ください。GRI公表:2024年11月22日
GRI-ESRS相互運用性インデックス
GRIとEFRAG(欧州財務報告諮問グループ)の協力関係の次のステップとして、GRIスタンダードとESRSの公式な相互運用性インデックス Excel版がダウンロードできるようになった。
GRI-ESRS相互運用性インデックス(GRI-ESRS Interoperability Index)は、GRIの開示要求事項とESRSの両基準の相互運用性を示している。 高度な整合性によって、二重報告の無駄を回避し、企業を支援するインデックスは、3つのESRS実装ガイダンス文書におけるデータポイントを反映し、新たなEU要求事項を満たす必要があるGRI報告者にとって有用である。 2023年9月の共同声明(joint Statement) で確認された通り、EFRAGとGRIによるESRSの共同作成でESRSとGRIスタンダードの高度な相互運用性が達成されたことでGRI報告者にはESRSを使用して情報開示を行う移行プロセスが合理化されている。加えてESRSの要求事項を満たす企業は、GRIスタンダードを「参照した」報告を行ったとみなされ、GRI報告者は現在のGRI報告を利用しESRSの「サステナビリティステートメント」を作成することができる。ESRSの理解を深めるための新たな研修
GRI-ESRSの整合性に関する包括的ガイダンスへの需要の高まりに応えるため、GRIアカデミーは「Double Materiality Assessment under the ESRS(ESRSにおけるダブル・マテリアリティ・アセスメント)」と題した新たな研修を開始した。 この研修は、ESRSの主要な要素であるダブル・マテリアリティ・アセスメントの実施手順を段階的に説明している。このオンライン研修コースは、GRIのESRS Certification Programの一連のコースの3つ目にあたる。これまでに「Introduction to the CSRD and Reporting with the ESRS (CSRDとESRS報告入門)」および「Stakeholder Engagement for ESRS Reporting (ESRS報告のためのステークホルダー・エンゲージメント)」が実施されている。各コースはESRS報告のプロセスにおける異なる側面をカバーする設計がされており、企業が優れた報告を行うための必要な知識とツールを提供している。デジタルタクソノミの整合性
デジタル報告への移行が進む中、GRIとEFRAGチームは、両者の継続的な覚書(MoU)の一環として、XBRLタクソノミの取り組みを整合させるために定期的な情報交換を行っている。この整合性は、従来の報告方法からデジタルプラットフォームに移行する企業にとって、シームレスな移行を促進する上で極めて重要である。 デジタルタクソノミを整合することで、二つの組織はサステナビリティデータの正確性とアクセス性を向上させ、包括的かつ、ステークホルダーの容易なアクセスを目指している。透明性への機運
GRI and sustainability reporting in the EU /GRIおよびEUにおけるサステナビリティ報告に関するQ&Aでは、ESRSがGRI報告者にとって何を意味するのかについてさらに詳しく説明している。本記事原文は、以下GRI webサイトURL先にてご覧ください。
掲載:2024年11月26日