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【News】企業サステナビリティ報告指令を分かりやすく全ての人に

企業サステナビリティ報告指令を分かりやすく全ての人に

GRIは5月15日にCSRD解説書“CSRD Essentials”を公表しました。

以下はIDCJによる仮訳と抜粋を含みます。

 

 

新シリーズCSRD Essentials EUのサステナビリティ報告義務化について解説

アムステルダム、2024年5月15日 – 2022年12月にEUで採択され、現在施行されている企業サステナビリティ報告指令(CSRD)実施に関する主要テーマを取り上げた新しい解説書が発行されました。

CSRD ESSENTIALSは、本指令の主要な側面を簡素化して纏めたもので、GRIと欧州議会議員でCSRD報告担当官であるパスカル・デュラン氏、ルフェーブル・サルト・グループの共同作業の成果です。政策立案者やサステナビリティ報告者を対象とした実用的で無料の資料として、CSRDをわかりやすい言葉で説明した11のコア・ブリーフィングを収録しています。

詳しくは以下GRIサイトに遷移していただき、内容をご一読の上、CSRD ESSENTIALSをダウンロードなさってください(英文のみ)。

GRI – Making the Corporate Sustainability Reporting Directive accessible for all (globalreporting.org)

CSRD ESSENTIALSは、以下に焦点を当てています:

– 対象範囲、時期、既存スタンダードとの相互関係:CSRDは、対象企業数を拡大し、サステナビリティ情報開示の範囲を広げるとともに、企業の対象範囲と実施基準を定めています。

– 報告形式:CSRDは、財務データと非財務データを組み合わせ、年次報告の中でサステナビリティを統合しています。また、一貫性とアクセシビリティを確保するため、デジタル報告も推進しています。

– 法的相互関係、監査規則、内部監査:CSRDは、欧州気候法やCSDDD(Corporate Sustainability Due Diligence Directive)など、既存のEU規制と統合しています。また、第三者によるサステナビリティ保証を義務付け、マテリアリティ(重要性)評価を重視し、監査の役割分担を要求しています。

– 中小企業(SMEs)、実施手続き、罰則:指令は、中小企業にも報告を拡大し、移行期間と簡素化された基準によって遵守を緩和しています。

特に以下の項目は既にGRIスタンダードを利用してサステナビリティ報告を行っている企業の皆様にとって大変参考になりますので、是非原文でご確認ください。

 

  • NFRDとCSRDの比較、何が新しくなったのか?P.5
  • 範囲                    P.7
  • 適用時期                  P.10
  • 欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)    P.11
  • 報告形式                  P.21
  • 子会社連結                 P.23
  • 第三国企業による報告            P.28

 

2028年会計年度よりCSRD対象となる企業の要件、報告スタンダードのオプション、ESRSと同等とみなされるスタンダード利用(GRIによるものなど)、ダブルマテリアリティの遵守など詳しい記載がありますので是非ご一読ください。

 

  • 監査および外部保証             P.31

(限定的保証と合理的保証、2025年5月を目途に起案される限定的保証に関する委任法令の説明など)

  • マテリアリティと内部管理          P.33

(マテリアリティ評価、GRIとEFRAGのマテリアリティ評価プロセス、閾値など)

  • 用語集                   P.41
  • 参考資料                  P.45

掲載:2024年5月21日

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