【News】サステナビリティ報告の保証に関する調査結果
(IDCJで仮訳を行っていますので、その点ご留意ください。)
サステナビリティ報告の保証にはさらなる進展が必要
More progress still needed on sustainability assurance.
GRI発行日:2024年2月27日
IFAC research finds the GRI Standards remain the most frequently used and assured.
IFAC(国際会計士連盟)の調査によると、GRIスタンダードが報告に最も頻繁に利用され、かつ、報告に保証が付されている。この新たな調査は、大企業の3社に2社が、サステナビリティ開示事項の少なくとも一部について保証を受けていることを明らかにした。より堅牢かつ信頼性の高いデータ開示への第一歩として歓迎すべきことであるが、世界的にみるとその状況はまちまちである。GRIがサステナビリティ報告書への保証義務化を通常の慣行として強く求める理由が、これにより明らかになった。
IFACが2月22日に発表したThe State of Play: Sustainability Disclosure and Assurance 2019-2022(※1)(サステナビリティ開示と保証 2019-2022)には、22カ国から1,400社以上が調査に関係した。IFACの調査結果は以下の通りである:
- 一部のサステナビリティ開示事項に対する保証は、現在69%の企業で行われている(2021年比で5%増加)が、全体的な範囲は依然として限定的である。
- GRIスタンダードを利用して開示された情報は、他のどの報告やフレームワークよりも頻繁に保証の対象となっており、その保証率は40%である。
- GRIスタンダードは、企業に最も広く利用されているサステナビリティ報告スタンダードであり、利用率は77%である(2021年の74%から上昇)。
- 98%の企業が年次サステナビリティ報告書を作成しており、87%が複数のフレームワークを組み合わせて使用していることから、グローバルに受け入れられ、義務化された要求事項の必要性が浮き彫りになった。
詳しくはGRIの以下URLをクリックし、内容をご確認ください。
※1 IFAC-State-Play-Sustainability-Disclosure-Assurance-2019-2022_0.pdf (windows.net)
掲載:2024年3月4日