弊センターが実施する「パレスチナ理数科教育質の改善プロジェクト(本格活動実施フェーズ)」(JICA委託、略称「PIQMASプロジェクト」)では、5月16日~18日の3日間、プロジェクト対象地域のひとつであるガザ地区を訪問し、同地区教育庁との会合、学校での授業観察、視学官※との会合を行いました。この様子を撮影した動画が、ガザ地区教育庁のFacebookに掲載されました(アラビア語)。
※視学官:日本の指導主事のように、教員の指導・監督を行う職員
動画内のインタビュー概要は以下のとおりです。
マフムード・パレスチナガザ地区教育庁視学局総局長(男性):
「PIQMASプロジェクトでは、教員の指導方法を改善することで子どもの学びの改善を目指している。これまでガザはオンラインで日本人専門家の協力を得ていたが、ついに今回、日本人がガザに訪れ、対面での直接の教員と視学官への指導が叶った」
リーマ・パレスチナガザ地区教育庁視学局研修部長(女性):
「ガザにおいて、PIQMASプロジェクトはこれまで10校にオンラインでの日本人専門家による研修を行った。将来的に、日本人の研修を受けた視学官がガザの100校を対象にこれを広めていく予定である」
佐藤幸司PIQMAS業務主任(弊センター主任研究員):
「PIQMASでは、子どもの学びの向上のために、子ども一人ひとりの学びのプロセスに着目している。それが他のプロジェクトとの大きな違いであり、これからもパレスチナの子どもと教員のために成果を上げていきたい」
ガザ教育庁Facebookページへ
https://fb.watch/d6cMSPNBFt/
「ODA見える化サイト」本プロジェクトページへ
https://www.jica.go.jp/oda/project/1800284/index.html