弊センターは大洋州地域(ソロモン・パプアニューギニア)「公共投資/公共投資管理」(JICA委託)を実施しており、昨年、ソロモン諸島にて気候変動レジリエンスに焦点を当てた「公共投資管理政策」などの策定を支援しました。また、今年4月からはこの政策の運用を促進するための活動を展開しています。
6月10日に、財務省、計画省、外務省、首相府、中央銀行から構成される公共投資管理技術委員会(PIMTC)の第一回会議が開催されました。本会議では、プロポーザルを提出した世界銀行(世銀)の都市開発案件とアジア開発銀行(ADB)の廃棄物管理案件の関係者がプレゼンテーションを行い、質疑応答後、PIMTCによって事業審査が行われました。
審査結果は同運営委員会(PIMSC)へ提出され、そこで最終的な事業選択が行われます。審査結果は、透明性と説明責任を担保するため、財務省のホームページに公開される予定です。プロポーザルは審査された後、債務審査のプロセスへと移行します。このように、本事業では制度構築および運用の支援を通じて、同国の公共投資の効率性向上を目指しています。