国際開発センター（IDCJ）は、1971年の設立以来、開発・国際協力分野専門の総合的なシンクタンクとして、調査、研究、研修を柱として、政府開発援助（ODA）に関する政策や事業の形成、実施、評価に携わってきました。その分野は、行財政、地域開発、社会開発、農業開発、産業開発、運輸交通、評価など多岐にわたっています。

また、援助に限らず幅広く国際協力・社会経済開発に寄与することを目的に、これまで培ってきた専門性と世界各地の政府、国際機関、現場の人々と築いてきたネットワークを活かし、民間企業をパートナーとした海外展開支援などのコンサルティングサービスを行っています。さらに近年では、直接投資事業を通じて、民間活力を動員しつつ国内外の様々なニーズの掘り起こし、諸課題の解決に挑戦するモデルの構築にも取り組んでいます。

これらのIDCJの事業は「開発の理論と現場をつなぐ」、「可能性を拓く」、「育てる・広げる」の3つのコンセプトのもとに整理されます。部署の垣根なく人材を適材適所に配置し、長年取り組んできた開発コンサルティング、国際交流、自主研究等で培われた専門性と、近年新たに取り組んでいる事業分野から得られた知見を融合した事業運営を行っています。