BOOKS関連書籍のご紹介

ラグビーと南アフリカ – ワールドカップ王者のたどった光と影

著者:杉谷健一郎
出版年:2023年
出版社:ベースボール・マガジン社
数奇な運命に弄ばれながらも、ときにはアパルトヘイトという名の人種隔離政策の象徴として世界中から非難を浴び、またときには人種融合策のツールとして称賛を受けた南アフリカ・ラグビーの歴史をたどる。
そして、日本ではあまり知られていないが、ラグビー・ワールドカップを3 度制覇した南アフリカ代表スプリングボックスの強さの源泉となっている南アフリカ・ラグビーの実態、現状、そして直面している課題や将来の方向性なども説き明かす。
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こんなに違う!パレスチナの数学教育―日本の中学校教書と比較する

著者:田中義隆
出版年:2023年
出版社:明石書店
パレスチナ自治政府の学校教育(特に中等数学教育)を本格的に分析した日本で初めての研究書。同政府における数学教育でも我が国と同様に「批判的思考力」の育成という目標を掲げているが、その学習内容や方法論はかなり異なっていることが、分数、割合、関数、図形、統計・確率などの学習内容を通して具体的に明らかになっていく。
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スリランカの歴史ースリランカ中学歴史教科書

著者:田中義隆
出版年:2023年
出版社:明石書店
スリランカの中学生(6年生から9年生までの4年間)が使っている国定教科書『歴史』4冊を翻訳、合本した通史。古代から現代、特に1978年の第二次共和国憲法制定とそれによる国名変更までが原著には分かりやすく記載されており、それを分かりやすく、適宜注釈を入れながら解説。またIDCJ田中によって、原著にはない1978年以降から2022年までの政治的な体制とその変化も簡単に紹介し、合わせて年表も付した。
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SDGsゴールとターゲット全解説

著者:三井久明
出版年:2022年
出版社:東京図書出版
SDGsの17ゴールに紐づく169のターゲットの内容を、難解な専門用語を用いず平易に解説。SDGsを題材とした研修会、勉強会、授業、また企業の事業活動とSDGsゴールとの関連性を検討する際のわかりやすい参考書。
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“Teacher Education System in Myanmar” in Myint Swe Khine, Handbook of Research on Teacher Education: Innovations and Practice in Asia

著者:Yoshitaka Tanaka
出版年:2022年
出版社:Springer (Germany)
アジア各国における教員養成制度を詳細に解説したハンドブック。同書の中で、IDCJ田中は「ミャンマーの教員養成制度」の章を担当し、同国における教員養成制度を歴史的な視点から振り返り、各時代における教員養成制度とそこで行われた教育内容について分析を行っている。
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サクセスケース・メソッド: 何がうまくいっていて、 何がうまくいっていないのかを素早く把握する

著者:ロバート・O・ブリンカーホフ (著) 佐々木亮 (翻訳)
出版年:2022年
出版社:多賀出版

アメリカの企業研修評価のベストセラーです。研修参加者全員を評点3.5から3.7にちょっと伸ばすという従来の考えから離れて、研修参加者のうち一人でもスティーブ・ジョブスのような成功者が生まれたらその研修は成功だったと言えるのではないだろうか、という新しい評価手法です。SONY、HONDA、アマゾンなどの国際的大企業、世界銀行などの国際機関、スタンフォード大学などの大学組織が採用しています。
(本書の紹介サイトは以下のとおり)
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広島の校長先生

著者:長尾眞文・「広島の校長先生」編集委員会共編
出版年:2020年
出版社:一般財団法人国際開発センター
この本は2006年度に広島大学教育開発国際協力研究センターが実施した「広島の校長先生」プロジェクトの成果として2007年2月に同センターより出版されました。本には、このプロジェクトに参加した広島大学の教育学部生のチームが「良い先生とは、良い校長先生とは?」について学ぶ過程でインタビューした広島県の小中高の公立学校の13名の校長先生の教育観、職業観、人生観が先生方ご自身の言葉でまとめてあります。寄稿していただいた幾章かは、国際協力機構(JICA)の技術研修プロジェクトで日本滞在中の南アフリカの教育者グループに対する講義に基づくもので、質疑応答の要約が添えてあります。また、本にはプロジェクトに参加した学生が校長先生にインタビューした際の報告も掲載したほか、学校訪問で校長先生のひとりと会われた南アフリカの著名な教育学者のジョナサン・D・ヤンセン教授に寄稿いただいた印象記も含めています。

この度この本の版権を譲渡された一般財団法人国際開発センターが英訳版をオープン・ソースでオンライン出版するのにあわせて和文オリジナル版もオンライン提供することとしました。内容的な変更は一切加えておらず、執筆者をはじめ文中の人物の名前、所属等もオリジナル出版時の記載のままです。この本は、非営利・教育目的であれば、その一部あるいは全てを自由にダウンロード、複製、使用、配布していただいて結構です。
PDF(89.57MB)
概要版PDF(8.2MB)

Principals of Hiroshima Public Schools

Co-edited by Masafumi Nagao and “Principals of Hiroshima” Editorial Committee
Translated by Ms. Naomi Nakagoshi, Dr. Amelia C. Fajardo and Dr. Robin Sakamoto
出版年:2020年
出版社:International Development Center of Japan
This volume is an English translation of a book originally published in Japanese from the Center for the Study of International Cooperation in Education (CICE), Hiroshima University, in 2007 as an output of its “Principals of Hiroshima” Project. The book compiles the views of 13 principals of primary and secondary public schools in Hiroshima, Japan, on education, teaching profession, own career and life in general, as narrated to a team of undergraduates in Hiroshima University’s teacher training program who were engaged in the project to study ‘what makes a good teacher and a good school principal’. Some of the narratives were based on the lectures given by the school principals to South African educators participating in JICA-sponsored education training projects in Japan. The book includes summaries of Q & A sessions between them. The book also includes some comments by the student members of the project on their encounters with the principals, as well as a note by a prominent South African education scholar, Prof. Jonathan D. Jansen on his meeting with one of the principals as part of the project.

The copyright for the original Japanese book is now with the International Development Center of Japan (IDCJ), which has decided to publish the English version, as well as the original Japanese version, on line as an open source reading. You are free to download, make copies, use or distribute all or parts of the book as long as your purpose for doing so is for non-profit and educational.
PDF(25.94MB)

SDGs経営の羅針盤

著者:三井久明
出版年:2020年
出版社:エネルギーフォーラム社
国際協力の専門家によるSDGsの内容解説。国連グローバル・コンパクトとGRIが策定した「SDGコンパス」に沿う手引き書。持続可能な新しい時代に生きる初心者から実務者までの必読書。
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評価論理:評価学の基礎

著者:佐々木亮
出版年:2020年(eBook版) 2010年
出版社:多賀出版
評価学の基礎となる評価に独特の論理を丁寧に解説。
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“Education of Myanmar-Break Away from Military Era Transitions and Make Democratic and Dynamic Changes”
in P. M. Sarangapani, R. Pappu (eds.), Handbook of Education Systems in South Asia.

著者:Yoshitaka Tanaka and Myat Myat Khine
出版年:2020年
出版社:Springer (Germany)
南アジア地域の国々の教育制度について、各国の教育事情を熟知した一流の研究者によって、分かりやすく纏められたハンドブック。同書の中で、IDCJ田中は「ミャンマーの教育」の章を執筆担当し、ミャンマーにおける植民地時代から軍政時代、さらに急速な民主化が進行している現在の教育状況について概観。
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“School Autonomy and Learning Outcomes in Burkina Faso and Senegal.” Chapter 13 in Nishimura, M. (Ed.) Community Participation with Schools in Developing Countries: Towards Equitable and Inclusive Education for All.

著者:Takako Yuki and K. Igei
出版年:2020年
出版社:Routledge
持続可能な開発目標(SDGs)における教育目標の達成に向け、途上国におけるコミュニティ参加型の学校運営の役割について解説。大学の研究者、世界銀行、JICA関係者等によるアフリカ、アジア、ラテンアメリカ等の様々なケーススタディを通じ、コミュニティの参加方法と機能する詳細なプロセスの共通点と相違点を分析し、その影響、課題、政策的含意を提示。IDCJ結城は、ブルキナファソとセネガルの事例を13章にて執筆。
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こんなに違う!アジアの算数・数学教育―日本・ベトナム・インドネシア・ミャンマー・ネパールの教科書を比較する

著者:田中義隆
出版年:2019年
出版社:明石書店
日本とアジア4カ国の初等・中等教育における算数・数学の教育内容と教授法を比較した初めての研究書。加減乗除、分数、小数、零の概念、概数、度量衡などについて、各国の教科書を詳細に分析・比較することで、各国の算数・数学教育の特徴と知られざる実態を紹介。
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ミャンマーの教育―学校制度と教育課程の現在・過去・未来

著者:田中義隆
出版年:2017年
出版社:明石書店
ミャンマーの学校制度、教育課程(カリキュラム)、教科書と教科内容、教授法と学校現場での授業実践、教員養成制度など、同国の教育の全体像を紹介するとともに、前近代から軍事政権下までの歴史的変遷、民主化で進む大規模な教育改革の展望までを通史的に纏めた同国についての初の教育史。
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ミャンマーの歴史教育―軍政下の国定教科書を読み解く

著者:田中義隆
出版年:2016年
出版社:明石書店
軍事政権下のミャンマーの学校で使用されてきた中学校・高等学校の国定歴史教科書から同国史の部分を詳細な補注を付して翻訳し、一般的なミャンマー人がもつ自国の歴史に関する知識、歴史観を紹介。現場教員の立場からの軍政下の歴史教育の実情も詳述。
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“Improving the Quality of Basic Education in Yemen for Youth in the Future.” Chapter 13 in Ghanem, H (Ed.) The Arab Spring Five Years Later.

著者:Takako Yuki and Y. Kameyama
出版年:2016年
出版社:Bookings Institution Press
アラブの春からの移行を成功させるためには実体経済の不満に対処する必要があるとの問題意識に基づく、ブルッキングズ研究所とJICAによる共同研究の成果。経済に影響を与える法的および制度的枠組みを分析し、経済成長の恩恵の不当な分配の問題点を提示。IDCJ結城は、基礎教育に関する分析を13章にて執筆。
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21世紀型スキルと諸外国の教育実践―求められる新しい能力育成

著者:田中義隆
出版年:2015年
出版社:明石書店
「21世紀型スキル」や「キー・コンピテンシー」といった新しい能力観の出現と公教育の転換期を迎え、世界各国はどのような教育改革に取り組んでいるのかをテーマとして、教育先進国からアジア新興諸国まで11カ国における教育制度、教育課程、重視される資質や能力、学校現場での教育実践状況などを概観。
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ユネスコ国際教育政策叢書:教育におけるジェンダー平等

著者:結城貴子(訳・解説)
出版年:2015年
出版社:東信堂
まだ不十分なジェンダー平等に向け、教育ができることは何か。根強い男女ステレオタイプ化と性的役割分業観―さまざまな不平等超克へ向けた教育の役割について、国際的な名著の翻訳と共に、日本の国際協力の現状と課題を交え解説。
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“Collaborative Degree Programs in East Asia: Findings from a Survey.” Chapter 17 in Goodman, A., Rüland, D.(Ed.) Global Perspective on International Joint and Double Degree Programs.

著者:Takako Yuki
出版年:2014年
出版社:Institute of International Education (IIE) and German Academic Exchange Service (DAAD)
高等教育の国際化において人気を高めている共同(ジョイント)およびダブルディグリープログラムに関し、初の真にグローバルな分析の提供を試みた、国際教育研究所(IIE)とドイツ学術交流会(DAAD)による書籍。世界33人の著者からの専門的分析を収録し、学生と高等教育にとっての示唆を提示。IDCJ結城は、日本と東アジアとの共同学位プログラムについて17章で執筆。
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入門評価学:政策・プログラム研究の方法

著者:C.H.ワイス (著)・佐々木亮 (監修)・前川美湖 (翻訳)・池田満(翻訳)
出版年:2014年
出版社:日本評論社
アメリカにおける評価論のスタンダード本の翻訳。
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日本国際保健医療学会編『国際保健医療学第3版』「第IV部4. 教育」

著者:結城貴子
出版年:2013年
出版社:杏林書院
国際保健の理論、研究調査や実践活動の方法および国際保健の各個別分野と関連領域の現状と課題について解説した、グローバルヘルスに携わるすべての方々に必読のテキスト。IDCJ結城は、関連領域として教育分野について第IV部4を執筆。
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菅野 琴・西村幹子・長岡智寿子編『ジェンダーと国際教育開発:課題と挑戦』 第8章「「アラブにおける傾向と課題」

著者:結城貴子・亀山友理子
出版年:2012年
出版社:福村出版
開発途上国の教育におけるジェンダー平等達成に向け、国際教育開発における女子教育政策の最新の動向や、地域別・分野別の現状を整理し、これからの課題を検討。IDCJ結城は、特にアラブ地域におけるジェンダー平等の課題と教育分野での取組について、8章にて執筆。
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インドネシアの教育―レッスン・スタディは授業の質的向上を可能にしたのか

著者:田中義隆
出版年:2011年
出版社:明石書店
インドネシアの公立学校における教育実践の質的向上を目指して、日本の授業研究(レッスン・スタディ)を導入した実践記録。「子ども中心主義」の視点から同国の現在の教育実践の問題や課題とその原因を明確にした上で、その解決への見通しを論ずる。
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ベトナムの教育改革―<子ども中心主義>の教育は実現したのか

著者:田中義隆
出版年:2008年
出版社:明石書店
ベトナムにおける教育問題を「子ども中心主義の教育」という視点から検討し、学校現場で実践されている授業を通して、その原因を深く分析・検討した書。ベトナム政府が進める教育改革上の問題点を挙げながら、教育の質的向上のための効果的な施策について具体例を挙げながら提案。
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Cải Cách, Giáo Dục Việt Nam

著者:Yoshitaka Tanaka
出版年:2020年
出版社:Books and Education Technology Viet Nam Joint Stock Company
上記書籍のベトナム語版

高橋基樹・福井清一編『経済開発論 研究と実践のフロンティア』第13章「環境・資源保全と開発」

著者:渡辺道雄
出版年:2008年
出版社:勁草書房
“途上国”という言葉でひとくくりにできない多様な要素をもつ開発途上国の開発や貧困を、経済・社会・政治・法といった多面的な次元から認識する経済開発論の学部向けテキスト。
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大学の戦略的マネジメント-経営戦略の導入とアメリカの大学の事例

著者:龍慶昭・佐々木亮
出版年:2005年
出版社:多賀出版
アメリカの大学を事例にとって、大学の経営戦略について解説。
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カリキュラム開発の基礎知識

著者:田中義隆
出版年:2005年
出版社:国際開発センター(非売品)
教育課程(カリキュラム)の開発における基本的な考え方や知識をわかりやすく解説。

黒田一雄・横関祐見子編 『国際教育開発論』 第9章「ジェンダーと教育」

著者:結城貴子
出版年:2005年
出版社:有斐閣
すべての人が教育を受ける権利を保障するためには何が必要か、開発・人権・平和のために、国際協力における教育の重要性の高まりを受けた、国際教育開発論のスタンダード・テキスト。IDCJ結城貴子は、ジェンダーと教育について、第9章を執筆。
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「政策評価』の理論と技法

著者:龍慶昭・佐々木亮
出版年:2020年(eBook版) 2004年(改定版) 2000年
出版社:多賀出版
政策評価分野のベストセラー。政策評価の基本的理論と技法を解説。
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政策評価トレーニングブック:7つの論争と7つの提言

著者:佐々木亮
出版年:2003年
出版社:多賀出版
政策評価の演習問題集。さらに評価に関する論争と提言を収録。

戦略策定の理論と技法:公共・非営利組織の戦略マネジメントのために

著者:龍慶昭・佐々木亮
出版年:2002年
出版社:多賀出版
政策評価の演習問題集。さらに評価に関する論争と提言を収録。
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